該当キーワードの検索推移
wikipediaでの検索結果
不登校
日本における「不登校」の語については、研究者、専門家、教育関係者らの間に全国的に統一した定義がなくきわめて多義的である(なお、文部科学省で、用いられている定義については、「不登校児童生徒」の項目を参照のこと)。
概要ただしこれらは、学校の通学課程(全日制の課程・定時制の課程など)の場合で、通信制の課程においては、一ヶ月から一週間に一日程度の面接指導日(出席日)が設定されているような例が多く、日常的に登校する課程ではないので、長期的なものであって、かつ、二者択一とした「登校・欠席」の類型には、当てはめにくい。
用語の移り変わりごく初期には、「ずる休み」や「学校嫌い」「学校恐怖症」という言葉であらわされていた。しかし、それらはその言葉では片付けられない問題との認識が広がり、この「不登校」という言葉が用いられるようになった。
また一時期、「登校拒否」という言葉がよく用いられていたが、現実的には学校に行くのを拒否するというよりも、 様々な理由により「行けない」という心身的な不調状態であることも多く、登校を拒否しているわけではないとして「登校拒否」という言葉は不適切とされ、現在ではこの「不登校」という言葉がより適切な表現として主に用いられるようになった。
歴史学校制度と就学
学校制度がない時代は、一生就学しないままの例が大多数だった。学校はあっても、貴族や富裕層など、一部の人しか通えなかった。日本では寺子屋など、欧米では日曜学校など、類似機関はあったが、現代の学校のようなタイプの施設ではなかった。
日本では明治初期に学制が施行され、学齢児童の就学が望ましいこととされた。この時期から徐々に、まったく学校に通わないのこどもの方が少数派となってくる。ただし、就学率は少しずつ上昇したものの、やはり貧困などにより就学できなかったり、途中で学校に通わなくなったりすることが多かった。終戦直後も、混乱により就学できない場合があったし、学籍があっても登校できない場合が多かった。これに前後して、A.M.ジョンソンが1941年に論文にて「学校恐怖症」という言い方をした。
しかし高度経済成長期以降は就学率が100%に近くなった。それ以降の日本社会では、6歳ごろに就学し、15歳から25歳ごろに学校生活を終える例が多くなっている。多くの人は、就職するまでは長い期間登校し、就職と共に非就学になる(ただし、大学進学経験者の場合、高校卒業から大学入学までに1年以上の非在学期間があることは珍しくなく、これは過年度生(浪人)と呼ばれる)。しかし1990年代に入ると、就学率は高いままであるものの欠席率が高くなった。
これらの現象は、日本では当初1950年代から報告され、「学校嫌い」や、1960年代ごろからは「登校拒否」とも呼ばれ、その後、折衷的な語を選択して「不登校」と呼ばれるようになった。また非就学者が学校教育を受けられない問題も並行して存在する。これらは次の段落で詳述している。
障害を持つ人の就学については、時代とともに改善されつつあり、現代では重度の障害があっても就学できるようになっている。1979年の養護学校の就学義務化を境に、就学猶予・免除される障害児は激減し、就学率は大幅に向上した。また、一般学校での特別支援教育の力も高まっており、以前なら養護学校(現在の特別支援学校の一部に相当)に通っていたレベルの障害でも、小学校・中学校に通うケースが多くなっている。また、院内学級の制度により、入院中でも教育を受けられるようになったり、場合によっては病院内に学校を設置して、こどもが教育を受けられるようになったりしてきている。発達障害がある生徒の場合、通常より長い教育期間のニーズがあるが、「高等学校」や「特別支援学校の高等部」などの後期中等教育の課程への進学率も高い。
欧米においては、19世紀ごろになると義務教育制度が作られ、就学率が上昇していった。しかし日本と違って、家庭教育(ホームスクーリング)のみで育つ例もそれなりにあった(代表的な例ではトーマス・エジソンなど)。そのため、就学義務ではなく、教育義務を履行するという選択肢がある程度市民権を得ていた。現在は欧米でも、学校制度の発達により、日本ほどではないが、大多数の人が学齢期に学校に通っている。
世界的に生涯学習の時代に入り、就職することと学校に在籍しないことが同一ではなくなり、また成年に達することと学校に在籍しないことも同一ではなくなりつつある。このため、就職中、あるいは高年齢になっても、学校に在籍する選択肢が検討されやすくなっている。
不登校の問題化
日本においては義務教育制度が発達しているため、住民票がある学齢期の子女の場合は、自動的に小中学校などの学籍を得られ、就学できる。しかし、その場合でも長期欠席が急増するなど、いわゆる「不登校問題」が拡大し、大きな課題となっている。理由としては、病気や停学などの物理的要因以外にも、いじめ、学業不振や浮きこぼれなどの教育問題や、学校価値の絶対的・相対的な低下に伴う魅力減少などがある。これらのうち、直接的な原因のない長期欠席について文部科学省は「不登校」という用語を付与し、それ以外のものと区別している。これについては、長期欠席で詳述している。
一方、日本国籍を持たない子女の場合、自動的には学籍を得られないので、そのまま就学せず、学校に行かないケースが見られる。古くから定住している在日韓国・朝鮮人などの場合は、一条校や民族学校に通う場合も多いが、日本に出稼ぎに来る外国人の場合、子女を学校に入れようとしないケースも多く、また地方公共団体によっては就学に積極的でない場合もある。こちらは、学齢期の外国人の非就学問題といわれるが、あまりマスメディアで取り上げられることはない。
また、日本の初中等教育の課程では年齢主義の影響が強いため、学齢を超過すると小学校・中学校に通うことが難しくなり(特に小学校)、高等学校も「全日制の課程」の場合は、年齢によっては入学しにくくなる。そのため、長期欠席をした人が学校を卒業してからは、復学サポートの対象にならない上、統計にも表れず(就学率は学齢期のみであり、それ以降は計算されない)、問題の把握がしにくくなっている。これは学齢超過者の入学拒否問題といわれるが、学齢期の外国人の非就学問題と同様に、あまりマスメディアには注目されない。一部地域にある夜間中学が、不完全ながら受け皿となっている状況である。
また高等学校の場合、義務教育でないため不登校が問題にされにくい。たとえば、中途退学という形で、学校からドロップアウトする例があるが、その後の生活にプラスになっていない例もある。また、欠席が多くてもあまり復学支援はないし、小中学校ほどではないが同様に年齢が高くなると入学が難しく、そういった理由での不登校も問題にされにくい。それらの理由もあって、休学・退学後に復学・再入学しない例が多い。これらの現象は、外国で「教育のウェステージ(損耗)」と呼ばれるものに当たる。
上記のように、就学者の不登校は大きな問題になっているのに対し、非就学者の不登校はほとんど問題視されない傾向がある。学籍がないと、学校側の目が届かないため、行政の対応が難しくなるのである。
派生的な意味であるが、「教師の不登校」も存在する。
不登校のより広い捉え方
関連項目外部リンク脚注参考文献ここに出てくる主要な用語については、こちらを参照のこと。不登校というもののとらえ方、理解の仕方についてはそれぞれのグループ団体のページに各々の関係者が持説を披露している。一律な理解が難しいものであることがわかる。
---------------------------------------------- 出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
Text is available under GNU Free Documentation License.
|
ネットで人気のキーワード(2010年02月10日 21:32現在)
- 次長課長(100ポイント)
- スギ花粉(100ポイント)
- 泣かないと決めた日(90.4ポイント)
- 笑顔がごちそう ウチゴハン(83.3ポイント)
- 内野聖陽(70ポイント)
- 踊る大捜査線3(66.6ポイント)
- ダイヤモンドガール(56.2ポイント)
- ジポン(52.2ポイント)
- Open Source(50ポイント)
- 夫婦間の金銭感覚(50ポイント)
関連キーワード
高校 小学生 相談 現状 ブログ 文部科学省 定義 対応 カウンセリング 対策 家庭教師 支援 留学 学校 統計 発達障害 中学 掲示板 克服 フリースクール 大阪 児 高校生 チャット 高校受験 学校基本調査 親の会 教師 数 理由MicroAD
yahooブログで「不登校」を検索
- デザート合戦(釣りと鉄道のブログ様)【53分前】
- お久な感じですかね(月夜の晩に様)【1時間前】
- 神奈川県予算案に思う(松永みよこのHAIKU CAFE様)【2時間前】
- マクドナルドの華麗なる罠(京都美山高等学校インターネット通信制 国語科ブログ 【単位 ...様)【3時間前】
- 思春期(JUNのひとり言様)【4時間前】
- 今日のトラウマ(生温かい兎の軍勢様)【7時間前】
- 人を生かすもの(胎動様)【8時間前】
- キリギリスの王様(おいしい関係様)【8時間前】
- 2月とはいえ・・・(大阪・京都の通信制なら京都美山高校インターネット通信制 ...様)【8時間前】
- 名は体を表す!?(大阪・京都の通信制なら京都美山高校インターネット通信制 ...様)【9時間前】
- 高校卒業支援制度(高校中退の危機を高認(旧大検)資格で解決様)【9時間前】
- 高卒資格支援(留年、高校中退の危機を解決する。無料教育相談は6806-8366 ...様)【9時間前】
- 「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、子育ての真髄を観た!!(おやイスト 子どもたちとともに・・・様)【9時間前】
- 定時制高校、明日への一歩 高校教師・岡田倫代(須磨寺ものがたり様)【10時間前】
- 再処理工場、試験運転での放射能の影響(パークのパク様)【10時間前】
- ほずまさんご講演(深遠なる家族の絆のものがたり ~あなたに代わる あなたはい ...様)【10時間前】
- 奈良県 橿原市 講演会(京都美山高等学校インターネット通信制 数学ブログ ・-・ 大 ...様)【11時間前】
- 久しぶりの通院(京都美山高校インターネット通信制理科ブログ| 単位制・通信 ...様)【11時間前】
- 第21回:不登校を支える集い(京都美山高校インターネット通信制英語科ブログ2 単位制・ ...様)【12時間前】
- 若者の意見を聞く先生♪永遠の生け花(685)(御祝、贈答品の、永遠の生け花(エバーフラワー)様)【12時間前】
- 犬がいなくなった日【はじまりは わんこ】(歩いていこう様)【13時間前】
- 命のリレー(人生は八勝七敗様)【13時間前】
- 昨日は。。(不登校を卒業して様)【15時間前】
- せっぱ詰まってきた(なるようになる。様)【16時間前】
- 人生オワタ会場はコチラ~浪人編\(^o^)/172(受験4円様)【19時間前】
- 子ども人権部会の案内です。(子ども文化総合研究所様)【20時間前】
- 医療の恐怖 医療の犠牲者になるな!(ADHD 発達障害 うつ病 躁うつ病 パニック障害 統合失調 不登 ...様)【20時間前】
- 2月09日(火)のつぶやき(不登校の親子の居場所 「ハトたま!」様)【21時間前】
- 日曜日のお仕事(3)(YGS高等部国語教師の徒然草『のほほんブログ』様)【21時間前】
- 精神科で受けた被害(ADHD 発達障害 うつ病 躁うつ病 パニック障害 統合失調 不登 ...様)【21時間前】

![Validate my RSS feed [Valid RSS]](http://navig1.sakura.ne.jp//image/valid-rss.png)